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舞妓あれこれ

もっと知りたい舞妓のこと

舞妓に関するまめ知識をご紹介いたします。
知っているとチョット自慢できるかもしれません!

舞妓にまつわるまめ知識

舞妓と芸妓の違い

京都の宴席を華やかに飾る舞妓・芸妓。その違いは「妓」としての修業期間です。
多くの芸妓は中学を卒業して「店だし(舞妓デビュー)」し、だいたい20歳くらいで芸妓となります。
その間、京ことばや舞、三味線などを勉強し、芸妓を目指します。
なお、芸妓には年齢制限はありません。

舞妓の年齢

労働基準法と児童福祉法により、現在、舞妓になることができるのは15歳以上です。
舞妓は芸妓になるための修業期間で、だいたい20歳くらいで舞妓から芸妓へと衿かえ※します。
しかし最近では舞妓・芸妓の減少のため、高校を卒業してから舞妓になる人も増えています。
また、平成生まれの舞妓もデビューし、時代の移り変わりを感じさせます。

※舞妓の時は着物の下に着る「長じゅばん」の衿の色は赤系。これが芸妓になると白色に変わるのでこのように言います。

舞妓の髪型

舞妓はその髪型でも経験の違いがわかります。
まず、年の若い舞妓は「割れしのぶ」という髪を結います。その後、「おふく」と呼ばれる髪が結われます。そして芸妓になる前の約2週間、最後の髪型として「先笄(さっこう)」という髪を結うのです。
また、特別な髪型として「おふく」の人が祇園祭の時に結う「勝山」や、正装時に結う「奴島田」があります。
舞妓の髪の毛はかつらではなく自分の髪で結われているため、物に当たって形が崩れないよう、移動にもたいへん気を遣うようです。

舞妓の着付け

舞妓の着物の特徴は何といっても「だらり」の帯です。
この「だらり」を使った着付けがかなり大変で、女性の力ではしっかりと締めることができないため、男衆(おとこし)と呼ばれる着付け専門の男性がきつく締め上げます。
店出しまでの期間には短めの「半だらり」という帯を締め、店出しからやっと長い「だらり」の帯を締めてもらえるようになります。

舞妓の口紅

通りがかりの舞妓や写真で下唇にしか口紅をつけていない舞妓を見て、「おや」と思ったことはありませんか?
舞妓になって1年未満の舞妓は、下唇にしか口紅をつけることができません。上唇に口紅をつけられるようになることで、舞妓としての美しさがひときわ輝きを見せるようになります。
また、舞妓の口紅はとても落ちやすいため、口紅を落とさずにものを食べる練習をするそうで、慣れた舞妓さんになると、高野豆腐のような汁物でも大丈夫になるそうです。

おまけ

スタッフが元舞妓の叔母(現61歳)に当時のことを聞きました。叔母が舞妓時代のころ(40年くらい前)は、口紅の上に氷砂糖を塗ったそうです。こうするとツヤが出て、口紅が映えるそうです。今でいうグロスといったところでしょうか。
でも、甘くて美味しいからすぐに舐めてしまっていたそうです。
また、下唇にしか紅がないころは、早く上唇にも紅を差したくて仕方なかったそうです。
昔も今も、女性がオシャレに一生懸命なのは変わらないのですね。

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